シャッターが急に重くなった、開け閉めのたびに引っかかる。
そんな症状で困っている方も多いと思います。
茅ヶ崎市は湘南の中でも太平洋に面し、市も「風水害」への備えを呼びかけている、台風の通過点になりやすい街です。
建築業に25年携わってきた筆者(くろだ)が、強風で起きやすいトラブルから、備え方、費用の目安まで解説します。
- 茅ヶ崎市内でシャッターが急に動かなくなった
- 台風前にできる備えを知りたい
- 信頼できる相談先を知りたい
強風でシャッターに起きること

神奈川県内でも横浜市や川崎市は潮風によるサビが話題になりますが、茅ヶ崎市は海に近いだけでなく、台風の通過点になりやすいことも意識しておきたいポイントです。
市も「風水害」への備えを呼びかけているとおり、強い風はシャッターにとって、サビとは違う種類の負担になります。
強風でシャッターに起きやすいのは、主に次のようなトラブルです。
- スラットが風圧でたわむ・歪む → 強風が続くとシャッター本体に負荷がかかる
- 飛来物がぶつかって、へこみ・傷がつく → 屋根材や植木鉢などが飛んでくることがある
- レールから外れかける → 開けた状態のまま強風にあおられると起きやすい
- 閉め切っていたつもりが、隙間から風が入り込む → 建付けの緩みが原因のことも
サビによる劣化は時間をかけてゆっくり進みますが、強風によるダメージは一度の台風で一気に進むことがあるのが特徴です。
特に、すでにレールが多少ゆがんでいたり、スプリングが弱っていたりするシャッターは、強風の負荷が集中しやすく、普段は気づかなかった不具合が台風をきっかけに表面化することも珍しくありません。
電動シャッターの場合は、停電時に手動で開閉できるかどうかも確認しておきたいポイントです。
多くの電動シャッターには手動での非常解除装置が備わっていますが、使い方を知らないまま停電に遭遇すると、いざというときに困ることがあります。
取扱説明書やメーカーのサイトで、事前に確認しておくと安心です。
台風前にできる備えと、費用を抑えるコツ
台風が来る前に少し手をかけておくだけで、被害を抑えられることがあります。
台風シーズン前のチェックリスト
- シャッターを完全に閉め切り、隙間ができていないか確認する
- レール周りに固定を緩めるガタつきがないか、事前に確認しておく
- 周辺の植木鉢・物干し竿など、飛ばされやすいものを室内にしまう
- すでに動きが悪い箇所があれば、台風シーズン前に点検を依頼する
すでに劣化しているシャッターほど、強風の負荷で一気に症状が悪化しやすい傾向があります。
台風が来る前の点検で軽微な調整だけで済ませられれば、台風後に大掛かりな修理が必要になるケースを避けやすくなります。
結果として、修理費用そのものを抑えることにもつながります。

自分でできるシャッターのメンテナンスは、レール清掃や可動部への注油までが基本です。バネの調整・交換は危険なため、専門業者に依頼しましょう。
点検を依頼する際は、「台風前の点検です」と伝えておくと、レールの固定・スラットのゆがみ・スプリングの張りなど、風の負荷がかかりやすい箇所を重点的に見てもらいやすくなります。
普段のメンテナンスと同じ内容でも、目的を伝えるだけで確認の精度が変わることがあります。
「台風の後は毎回同じ業者に頼んでいるけれど、実は何も対策していなかった」という声も聞きます。
台風のたびに同じ箇所を修理し続けるより、根本的な補強や交換を検討したほうが、長期的には費用を抑えられることもあります。
修理を繰り返している箇所があれば、次の点検のときに業者へ相談してみてください。
台風の後、まず確認したいこと

台風が過ぎたあとは、無理に開け閉めせず、外から見てわかる範囲で状態を確認することから始めてください。
台風後のチェックリスト
- スラットに目立つへこみ・傷、変色がないか
- 閉めたときに隙間ができていないか
- 開閉時にいつもと違う音がしないか
- 電動シャッターはリモコン・スイッチが正常に反応するか
- レールの周囲に、飛来物や枝・葉が挟まっていないか
一つでも当てはまる場合は、無理に開け閉めを繰り返さず、その状態のまま業者に相談してください。
特に「閉まらない」「途中で止まる」といった症状を無理に動かして直そうとすると、軽微な歪みが本格的な脱線につながることがあります。
見た目に問題がなくても、レールの固定が緩んでいるなど、内部の変化は外から気づきにくいことがあります。
修理費用の目安

店舗シャッターの中柱が傾いたまま使用すると、開閉時の引っかかりやスラットの変形、レールからの脱落につながるおそれがあります。無理に動かさず、早めの点検が必要です
修理費用は、症状の程度によって変わります。
| 修理内容・症状 | 目安費用(税込) |
|---|---|
| 小さなへこみ・歪み修正 | 9,000〜25,000円 |
| レール調整・交換 | 10,000〜35,000円 |
| 鍵(シリンダー)交換 | 8,000〜15,000円 |
| 脱線・巻き込み復旧 | 20,000円〜 |
| スプリング(バネ)交換 | 20,000〜50,000円 |
| モーター交換(電動) | 120,000〜300,000円程度 |
| 本体交換 | 150,000円〜300,000円以上 |
※記載の金額はあくまで目安です。実際の費用は現場の状況・部品の在庫・依頼する業者によって変動します。必ず正式な見積もりを取ってから判断してください。
台風直後は依頼が集中し、対応まで日数がかかることもあります。急ぎでない軽微な症状であれば、時期をずらして依頼するのも一つの方法です。
▼実際に依頼したときの流れ・対応を、体験レビューにまとめています。
↓↓↓
シャッターレスキューに修理を依頼した体験レビューはこちら
現場で見てきた、台風後のトラブル実例
茅ヶ崎市内の現場で、実際に見聞きした台風がらみの行き違いを3つ紹介します。同じ失敗を避ける参考にしてください。
開けっぱなしにしていて、強風で脱線したケース
来客用に開けたままにしていたシャッターが、急な突風であおられ、レールから外れかけてしまったケースがありました。台風接近時は、使っていないシャッターは早めに閉め切っておくことが、脱線を防ぐ一番シンプルな対策です。

飛来物のへこみを放置して、腐食が進んだケース
台風で小さなへこみができたものの、「見た目だけの問題」と放置していたところ、塗装が剥がれた部分から錆が広がり、後日の修理費用がかさんでしまったケースです。小さな傷でも、塗装が剥がれている場合は早めの補修が結果的に安く済みます。

停電で非常解除装置の場所が分からず困ったケース
停電で電動シャッターが開かなくなり、手動で開けられる非常解除装置があることは知っていても、場所が分からず、真夜中に取扱説明書を探し回ったというケースがありました。設置場所だけでも、平常時に一度確認しておくと安心です。
よくある質問
台風でシャッターが凹みました。自分で直せますか?
軽い凹みでも、無理に叩いて直そうとすると変形が広がることがあります。見た目より内部のレールやスラットの連結部にダメージが及んでいる場合もあるため、業者に確認してもらうことをおすすめします。
台風が来る前に、業者に点検してもらうべきですか?
すでに動きが悪い、異音がするといった症状がある場合は、台風シーズン前の点検をおすすめします。軽微な調整で済めば、台風後の大掛かりな修理を避けられる可能性があります。
台風直後はいつも依頼が集中しますか?
台風の規模にもよりますが、直後は依頼が集中しやすく、対応まで日数がかかることがあります。緊急性が低い症状であれば、時期をずらして依頼するのも一つの方法です。
茅ヶ崎市は海から遠くても強風の影響はありますか?
海から離れたエリアでも、台風本体の強風による影響は市内全域で起こりえます。塩害は海に近いほど影響が大きいですが、強風によるスラットの歪みや脱線は、海からの距離にかかわらず注意が必要です。
停電で電動シャッターが動かせません。どうすればいいですか?
多くの電動シャッターには、停電時に手動で開閉できる非常解除装置が備わっています。ただし機種によって操作方法が異なるため、事前に取扱説明書やメーカーのサイトで確認しておくと、いざというときに慌てずに対応できます。分からない場合は無理に操作せず、業者に問い合わせてください。
台風シーズンを迎える前に、確認しておきたいこと
この記事のポイント
- 茅ヶ崎市は台風の通過点になりやすく、強風による物理的なダメージに注意が必要
- 台風前のチェックと室外の飛来物対策で、被害を抑えられることがある
- すでに劣化している箇所は、台風シーズン前の点検で悪化を防げる
- 神奈川県内で業者を比較したい場合は、県全体のガイド記事もあわせて確認する
台風のたびに不安を感じるより、シーズン前に一度シャッターの状態を確認しておくほうが、結果的に安心につながります。
すでに気になる症状がある方は、無理に動かさず早めに専門業者へ相談してください。
湘南エリアで長く暮らす方にとって、台風は毎年のことです。だからこそ、その都度慌てて対応するより、シーズン前の備えを習慣にしてしまうほうが、結果的に手間も費用も抑えられます。
※出典:業者の対応エリア・拠点情報は各社公式サイトの公開情報によります。台風・強風への備えは茅ヶ崎市公式サイトの防災情報もあわせてご確認ください。


台風の規模が大きかったときや、強風にさらされる時間が長かったときは、症状がなくても一度点検を依頼しておくと安心です。