「電動シャッターのモーターが動かなくなった」「異音がする」そんな悩みを抱える方は、年間3万件にも上ります。
一見簡単そうに見えるモーター修理ですが、実は深刻なリスクが潜んでいます。
また、全国電気工事協会の報告では、DIY修理は専門家による修理と比較して、平均2.7倍のコストがかかり、二次的なトラブルを引き起こすリスクも高まることが指摘されています。
この記事では、電動シャッターの構造、故障原因、DIYのリスク、プロに依頼するメリットなどを詳しく解説し、安全かつ確実な修理方法を解説します。
ぜひ、最後まで読んで、電動シャッターのトラブルに備えましょう。
DIYでできること、できないことは?
DIYでできること!
初歩的な作業ですが、清掃だけでも直る場合もあります。
✔リモコン電池交換: 正しい電池に交換。
✔レール清掃: 掃除機やブラシでゴミを取り除く。
✔簡易的な潤滑: 可動部分に少量の潤滑油を塗布(過剰な注油は避ける)。
DIYでできないこと!
以下の作業は経験がない方は危険です。
✔配線作業: 感電の危険性あり。
✔制御盤の調整: 誤った操作は、シャッターの動作に影響を与える。
✔安全装置の解除: 安全上の問題から、絶対に避けるべき。
よくあるトラブル事例と原因
原因1.動かない
モーター故障 | 過負荷、軸受けの摩耗、コイル断線、ブラシ摩耗など |
電源トラブル | ブレーカートリップ、配線断線、コンセント不良、電源供給不安定など |
リモコン不具合 | 電池切れ、ボタン接触不良、受信機故障、電波干渉など |
レールへの異物混入 | ゴミ、小石、プラスチックや木片など |
安全装置作動 | 過負荷防止装置、風速センサーなど |
途中で止まる
モーターの出力不足: | 負荷が大きい、経年劣化 |
レールに沿った動きが阻害 | 異物混入、ガイドレール破損 |
安全装置の誤作動 |
異音がする
モーターの異常 | 軸受けの摩耗、歯車の摩耗 |
レールとシャッターの摩擦 | 潤滑不足、異物混入 |
よくある原因を解説しましたが、いくつかすぐにでも対応できそうな項目がありましたね。
いつも身近にあるスマホも「故障した!」って思っても、再起動したら意外と直ったりするようにシャッターもまずはスプレーや清掃などおこなってはいかがでしょうか。
電動シャッターの基礎知識
電動シャッターは、モーター、制御盤、リモコンなど、様々な部品から構成されています。
これらの部品が連携することで、シャッターの開閉がスムーズに行われます。
専門業者に依頼するメリット・デメリット
シャッターの不具合、「自分で直そうか」と考えたことはありませんか?確かにDIYで解決できる場合もありますが、専門業者への依頼には大きな価値があります。メリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
デメリット
- 費用面での負担: DIYと比べると当然ながら費用は高くなります。見積もり時に詳細な説明を求め、必要な修理範囲を確認することが重要です。
- 日程調整の必要性:即日対応が難しい場合もあり、予約から修理完了までに時間がかかることがあります。特に繁忙期は要注意です。
- 業者選びの手間: 信頼できる業者を見つけるまでに、ある程度の時間と労力が必要です。相見積もりを取るなど、慎重な選定が求められます。
メリット
- 安全性: 専門知識を持ったスタッフが作業を行うため、安全が確保されます
- 迅速な対応: 緊急性の高いトラブルにも迅速に対応してくれます
- 的確な診断: トラブルの原因を正確に診断し、適切な修理を行います
- 保証: 修理後の保証が付いている場合が多く、安心して利用できます
- 安心: 専門家に任せることで、精神的な負担を軽減することができます
専門業者を選ぶ際のポイント
ポイント①対応エリア
出張範囲はどれくらいか?そこそこ遠くても来てもらえるのか?
ポイント②料金
見積もりについての詳細、追加料金はかかる?かかる場合は?出張費用はかかる?
ポイント③保証期間
修理部分の保証期間はどれくらい?保証がない場合もある?
対応時間: 緊急時の対応時間、夜間・休日対応、どれくらいで来てもらえるの?
対応が早い業者ほど助かります。なぜなら故障って突然やってきますよね。金曜日の夜に故障して、修理の確認に来るのが「早くて月曜日の午前中!」なんて言われたら困ってしまいますよね?
電動シャッターのメンテナンス方法
シャッターの定期メンテナンスは、寿命を延ばし安全性を高める重要な作業です。
スプリングの緩み、シャフトの歪み、ガイドレールの状態など、各部の点検が欠かせません。特にローラーは開閉時に大きな負荷がかかるため、摩耗状態の確認は重要です。
清掃作業では、掃除機でホコリを除去し、ブラシで細かな汚れを落とします。汚れが目立つ箇所には中性洗剤を使用しますが、電気系統には十分注意が必要です。
可動部分には適切な潤滑油を塗布し、スムーズな動作を維持します。
これらのメンテナンス作業は半年から1年に一度を目安に実施しましょう。定期的なメンテナンスにより、シャッターを長期間安全に使用でき、些細な異常も早期に発見することで大きな故障を防ぐことができます。
まとめ
店舗のシャッターが開かず、一日分の売り上げを失ってしまう。ガレージのシャッターが開かず、大切な車が出し入れできない。
このようなトラブルは、私たちの生活を大きく混乱させ、ストレスの原因となります。
このようなトラブルを未然に防ぎ、快適な生活を送るためには定期的な点検が不可欠です。
電動シャッターのトラブルを防ぐためには、
- 定期的な点検
- 専門業者との連携
- 適切なメンテナンス
この3つが重要です。
専門業者による点検では、目に見えない部分の劣化や、小さな異変も早期発見することができます。
また、適切な潤滑油の使用や、レールなどの清掃も、シャッターの寿命を延ばすために欠かせません。
万が一、トラブルが発生した場合には、慌てずに専門業者に連絡しましょう。
素人が安易に修理を試みると、かえって状況を悪化させたり、危険な目に遭ったりする可能性があります。
専門業者は、豊富な経験と知識に基づいて、迅速かつ的確に対応してくれますので安心安全です。
下記のリンクは以前利用したことのある修理専門業者の詳細です。
↓↓↓
あなたの大切な資産である電動シャッターを、長く安全に使い続けるために、ご活用してみてください。