「シャッターを開け閉めするたびにギシギシ音がする」「最近、異音が気になる」など、シャッターの異音に悩まされている方はいませんか?
一見些細な音に思えるかもしれませんが、実際には重大な問題を示唆している可能性があります。
深夜や早朝に響く
ギギギギ〜ガガガガガ〜
ご近所から怒られそうで緊張しますよね?この開閉音は、単なる騒音以上の意味を持っています。
この異音は、建物の構造的な健全性、近隣との良好な関係、そして生活環境全体に影響を与える可能性があるのです。
シャッターの異音を放置することのリスクは予想以上に深刻です。
機械的な劣化が進行し、最終的にはシャッター全体の機能不全や、高額な修理費用の発生につながる可能性があります。
さらに、継続した異音は心理的ストレスの原因となり、睡眠の質を著しく低下させ、日常生活に悪影響を及ぼすことがあります。
本記事では、シャッターの異音の根本的な原因から、DIYでの対処法、専門家に依頼するメリットまで、包括的かつ実践的な情報を提供します。
快適で安心な生活環境を取り戻すための具体的な解決策を、詳細にご紹介いたします。
シャッターの異音が発生する主な原因と種類
シャッターから発生する異音には、様々な種類と原因があります。
専門業者の報告によると、
最も多い異音は「キーキー」という金属音で全体の40%を占めています。
続いて「ガタガタ」という振動音が30%、
「ゴロゴロ」という回転音が20%、
その他の異音が10%となっています。
✅レールの汚れや潤滑不足によるきしみ音:最も一般的で、定期的なメンテナンスで防止可能です
✅長年の使用によるローラーやベアリングの劣化:開閉時の摩擦で徐々に進行
✅シャッター本体のゆがみやレールのズレ:地震や建物の経年変化が原因
✅モーター部分の不具合による機械音:電気系統の劣化や過負荷が主因
DIYで対処可能な軽度の異音問題 比較的新しいシャッターで、単純な潤滑不足が原因と思われる軽度の異音であれば、DIYでの対処が可能な場合があります。
ただし、経年劣化している場合や、異音が深刻な場合は、安全のために専門家への相談をお勧めします。
必要な道具と材料 基本的な道具と材料は以下の物があれば、ある程度は対処ができます。
自分で修理する場合の必要な道具と材料
まずは、DIYで最低限そろえるべき道具を確認しましょう。なぜこれらが必要なのかも解説します。
DIYに必要な道具と材料
1. 清掃用具:(乾いた布、中性洗剤、スポンジ)
- 費用:約1,000円
- シャッターのレールや可動部分にホコリやゴミが詰まっていると、スムーズに動かず異音の原因になりますので、まずは清掃から
2. 潤滑剤(シャッター専用オイル)
- 費用:約1,650円(アマゾン参考価格)
- レールやローラー部分に適切な潤滑剤を使うことで、動きがスムーズになり、ギシギシ音の軽減が期待できます。CRCなどの潤滑油でも代用可能ですが、シャッター専用オイルが適しています。
3. 保護具(軍手、保護メガネ、マスク)
- 費用:ゴーグルが約2,000円
- 保護具はなくてもできますが、あるに越したことはありません。鉄粉などが目に入ってしまう場合があるので、保護メガネを使用することをおすすめします。ちなみに、ゴーグルタイプの方がより一層ガードしてくれます。
4. 電動工具(インパクトドライバー)
- 費用:30,000〜50,000円(マキタ参考価格)
- シャッターの固定具を調整する際に、手動ドライバーよりもスムーズに作業できます。長年使用しているとネジが固くなっている場合もあり、インパクトドライバーがあると楽に作業できるので、DIYを本格的にするなら持っておきたい工具です。
5. その他(脚立、懐中電灯、ウエス、サンドペーパー)
- 費用:脚立が約10,000円
- 高い位置にあるシャッターを作業するための脚立や、暗い場所の確認用の懐中電灯も必要です。また、サビが原因で音がしている場合は、サンドペーパーで削ってから潤滑油を塗ることで改善することがあります。
これらの基本的な道具だけでも合計すると、結構な金額になりますね。
特に、インパクトドライバーや脚立は高価なので、すでに持っているかどうかも考慮しながら進めましょう。
DIYを挑戦するのも良いですが、プロに依頼する方が結果的にコストを抑えられるケースもあるので、状況に応じて判断することをおすすめします。
基本的な対処手順
シャッターの異音を解消するための基本的な手順をご紹介します。
以下の流れに沿って作業を進めてみましょう。
✅レール清掃:ホコリを落として洗車のような感じで清掃しましょう
✅頑固な汚れ除去:中性洗剤を使用した丁寧な清掃
✅乾燥:油や潤滑剤を塗布するので乾燥が必要です
✅潤滑剤塗布:潤滑剤を適量塗布
✅動作確認:ゆっくりと開閉して状態を確認し、音が鳴らなければ完了です。
プロの修理が必要なケース
以下のような症状が見られる場合は、専門業者への相談をお奨めします。
- 金属同士の激しい擦れ音(事故の前兆の可能性)
- シャッターの明らかな動作不良(構造的問題の疑い)
- 強い振動を伴う異音(部品の緩みや破損の可能性)
- モーター音の異常(電気系統の不具合の可能性)
- レールの著しい損傷(安全性への重大な影響)
DIY修理に潜む具体的な危険性:特にシャッターの場合、DIY修理は予想以上の危険が潜んでいます。
過去の事例から見る主な事故原因を踏まえたうえで、取り掛からなくてはいけません。
DIY修理に潜む具体的な危険性
DIY修理は予想以上の危険が潜んでいます。過去の事例から見る主な事故原因を踏まえたうえで、取り掛からなくてはいけません。
- 重量物による圧迫事故(平均250kg程度の重量)
- 高所作業時の転落(平均作業高2-3m)
- 工具による裂傷や打撲(年間200件以上の報告)
- 挟まれによる骨折(指の損傷が最多)
①の重量物は商店や工場などに設置されている電動シャッターなどですが、危険ですので最初から業者に依頼するのが無難です。
②の作業も脚立からの転落・踏み外しなども危険ですし、脚立をハシゴにして使用するのも危険な場合がありますので、十分注意が必要です。
※1.5m~2mほどの高さからの転落が、受け身をとれなくて大きなケガをする確率が一番高いです。
③は私自身経験があることですが、カナヅチで自分の手を叩いてしまうことや(かなり痛いです)電動ドリルを使用しているときに軍手がドリルの刃に巻き付いてしまうなどがありました。
- 不適切な修理による二次被害(修理費用の平均1.5倍増)
- メーカー保証の失効(平均10年の保証が無効に)
- 近隣への損害賠償リスク(最大数百万円規模)
①の修理ミスにより違う部品が必要になったりさらに悪化する場合もあります。
②のメーカー補償の失効はDIYによる修理が、カスタマイズ扱いされたりすると保証対象外となる恐れがあります。
③の場合は部材や工具が、近隣の自家用車や塀などに当たってしまったなども起こり得ますので要注意です。
プロの修理専門業者に依頼することで得られる具体的なメリットを解説します。
- 修理保証の適用(一般的に6ヶ月-1年間)
- 予防的メンテナンスによる寿命延長(平均1.8倍)
- 二次被害の防止(総費用の削減効果約35%)
プロへの依頼は修理後の保証などもあり安心です。プロへ依頼したら知識や経験から的確な診断がしてもらうことができて、所持している専用工具にてきっちり修理してもらえます。
ただ、DIYもデメリットだけではありません。下記にDIYのメリットを解説します。
DIYによるメリット
DIYによるメリットはやはり費用面です。また、工具を揃える楽しさや修理の楽しさを感じる男性も多いことでしょう。
ですが、重量のあるシャッターや電動シャッターはプロにまかせるのが無難です。
DIYによる修理は、ご自宅の小窓や物置のシャッターに留めておくのがいいかもしれません。
まとめ!安全で確実なシャッター修理をお求めの方へ
シャッターの異音問題は、一見すると簡単そうに見えても、実際には専門的な知識と技術が必要です。
全国シャッター協会の調査によると、DIY修理を行った場合の再修理率は約60%に上り、最終的な総費用は専門業者に依頼した場合の1.5倍以上になるケースが一般的です。
例えばこんな経験ありませんか?
タイヤ交換でどれだけ締めていいかわからず、体重かけて力一杯締めたらボルトが折れた……など。
今はネットやスマホの普及で情報が瞬時にゲットできるので、どれくらいの力でどれだけ締める!というのが分かりますので折れたりはないでしょう。
また、何より安全への配慮すべきポイントが、修理未経験の方ではわからないこともあります。
潤滑油をスプレーしても音が一向に鳴り止まないようでしたら、まずは修理専門業者に連絡してみてはいかがでしょうか?
下記のリンクは、私が自宅のシャッター修理を実際に依頼したシャッター修理専門業者さんです。
↓↓↓
シャッターレスキュー公式サイト
私が修理を依頼した時は、前の作業現場が近かったのか実際に15分ぐらいで駆け付けていただけました。
ただ、混み合っている時など、全ての家にいち早く駆けつけるのは難しいようです。
ですが、料金は3,000円〜となっており大変リーズナブルです。