シャッターは、防犯対策や台風対策として注目されています。
開閉時の「ガラガラ」という特徴的な音は空き巣の侵入を抑止する効果があり、シャッターを突破してから窓を破壊するという二段階の手間が必要となるため、犯罪者に敬遠されやすい特徴を持っています。
一方で、設置コストや開閉時の音、メンテナンス面など、導入にあたって検討すべき課題もあります。
近年では従来の雨戸からシャッターへの取り替えニーズが増えており、後付けでの設置工事も可能となっています。
本記事では、雨戸からシャッターへの交換における長所と短所を中心に、シャッター取付の基本的な知識や工事の概要についてご紹介します。
我が家を要塞化!シャッター後付けで実現する防犯対策
毎年増加する空き巣被害。警察庁の統計によると、住宅侵入窃盗は令和5年で年間約1万7,000件にも上ります。
その多くが日中や夜間の幅広い時間帯におきており、特に一戸建ての場合、窓やベランダからの侵入が全体の50%以上を占めています。
窓ガラスを割って侵入するのが多いということが、上のグラフから見てとれます。
窓を割ることもカギを外すこともできなければ、空き巣被害を大幅に減らすことができるはずです。
しかし、シャッターを取り付けることはメリットばかりではありません。
シャッターに変えるメリット・デメリット
デメリット
- 開閉音:特に夜間は近隣への配慮が必要です
- 設置個数:金銭的負担の増加
- 設置スペース:取り付けには一定のスペースが必要です
- メンテナンス:定期的な点検や清掃が推奨されます
防犯のためでも、すべての窓への設置は金銭的な負担が大きいのでベランダがある窓や、近くに簡単によじ登るための足場になる物などがある窓がいいかもしれません。
また、シャッター開閉時の「ガラガラ」という音はしますが、防犯のため仕方ありません。
メリット
- 物理的な防御力:窓ガラスの破壊だけでなく、シャッター自体も突破する必要があり、侵入を著しく困難にします
- 心理的な抑止効果:開閉時の特徴的な音が、不審者に「この家は警戒が厳重」というメッセージを送ります
- 災害対策:台風や豪雨からの保護に加え、防音・断熱効果も期待できます
- スマートホーム対応:最新モデルはスマートフォンでの遠隔操作も可能です
やはりメリットの方が大きく、侵入するのに時間がかかり大きな音が出れば、その家は避けられる可能性が高く、また、強風などによる飛来物からガラスが割れるのを防ぎ、災害対策にも優れています。
最新のシャッター製品では、スマートフォンとの連携や自動制御機能など、便利な機能も充実しています。防犯性能だけでなく、快適な暮らしをサポートする設備として注目されています。
シャッターが実現する安全な暮らし
深夜、物音で目を覚ましたことはありませんか?そんな時、シャッターがあれば、不安を抱えながら眠る必要はありません。
実際、防犯の専門家からも「シャッターは最も効果的な侵入防止対策の一つ」と高い評価を受けています。
マンションは大丈夫だよね?
1階にオートロックがあるし、我が家は上の方だから入られないでしょ?
と、安心されてませんか?
戸建てに比べると被害件数は少ないですが、屋上に非常階段からあがって最上階の部屋に降りて侵入、エアコンの室外機を足場にして侵入など実際に発生いています。
後付けのシャッターは、マンションにおいてはかなりの防犯効果があるといっても過言ではありません。
シャッター導入前の検討ポイント
シャッターの導入を検討する際、以下の点について確認しておくことで、より満足度の高い設置が可能になります:
設置場所の選定
まずは侵入リスクの高い場所を重点的に守ることをおすすめします。ベランダに面した窓や、簡単によじ登れる場所がある窓から優先的に設置することで、費用対効果の高い防犯対策が実現できます。
音への配慮
開閉時の「ガラガラ」という音は、確かに気になる方もいらっしゃるでしょう。しかし、この音こそが防犯効果を高める重要な要素です。音が気になる場合は、開閉時間を配慮することで、近隣との良好な関係を保つことができます。
メンテナンスの重要性
定期的な点検や清掃は必要ですが、これは安全性を長期的に確保するための重要な投資と考えられます。シンプルな清掃は自分でもできるため、大きな負担にはなりません。
後付け工事の実際
「古い家だから無理かも…」そんな心配は不要です。現代の技術では、ほとんどの住宅で後付け工事が可能です。工事は通常2〜3日で完了し、既存の雨戸からの交換もスムーズに行えます。
安心への第一歩
シャッターの設置は、単なる防犯対策以上の価値があります。設置後、多くのお客様から「もっと早く付けておけば良かった」というお声をいただきます。特に、小さなお子様やご高齢の方がいらっしゃるご家庭では、その安心感は計り知れません。
まとめ
大切な家族を守る、シャッターという選択:この記事では、シャッターの導入について、メリットとデメリットを中心に解説してきました。
警察庁の統計からも明らかなように、窓やベランダからの侵入は依然として主要な侵入手口となっています。
シャッターの価値は、以下の点で特に際立っています。
- 物理的な防御と心理的な抑止力による、二重の防犯効果
- 台風や豪雨などの自然災害からの確実な保護
- 戸建て・マンションを問わない、高い防犯性能
この記事を執筆するにあたり、多くの統計データや実例に触れ、改めて効果的な防犯対策の重要性を実感しました。
確かに、設置コストやメンテナンスなど、検討すべき課題はあります。しかし、家族の安全という観点から見れば、十分な価値がある選択だと言えるでしょう。
シャッターを設置された多くの方が、安心を手に入れると同時に「故障したらどうしよう」「定期的なメンテナンスは必要?」といった新たな不安を抱える方も少なくありません。
私が自宅のシャッターを修理していただいた修理専門業者さんは、シャッターの取り付けも行っているらしく、混みあっていなければ15分ほどで来ていただけるそうです。
下記はその修理専門業者さんのリンクです。台風などの災害が増えるとなかなか来ていただけないので早めに連絡したほうがいいかもしれません
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